造園工事の建設業許可に関する紹介になります。造園工事の専任技術者のなり方等について説明致します。
造園工事とは?
造園工事とは、「整地、樹木の植栽、景石の据付け等により庭園、公園、緑地等の苑地を築造し、道路、建築物の屋上等を緑化し、又は植生を復元する工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上の造園工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。
<例>
- 植栽工事
- 地被工事
- 景石工事
- 地ごしらえ工事
- 公園設備工事
- 広場工事
- 園路工事
- 水景工事
- 屋上等緑化工事
- 緑地育成工事
合わせてチェック
造園工事の許可取得
造園工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、造園工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。
合わせてチェック
専任技術者になるには?
専任技術者には、造園工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮(高校では5年以上・大学では3年以上に短縮)されます。尚、造園工事の場合、指定建設業該当の関係により実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になることは認められていません。
<造園工事に関する資格>
[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]
- 1級造園施工管理技士
- 技術士:建設・総合技術監理(建設)
- 技術士:森林「林業・林産」・総合技術監理(森林「林業・林産」)
- 技術士:森林「森林土木」・総合技術監理(森林「森林土木」)
[一般建設業許可のみ専任技術者になれる]
- 2級造園施工管理技士
- 技能検定:1級造園
- 技能検定:2級造園※資格合格後3年以上の実務経験が必要
<造園工事に関する学科>
- 土木工学に関する学科
- 建築学に関する学科
- 都市工学に関する学科
- 林学に関する学科
合わせてチェック