熱絶縁工事の建設業許可

熱絶縁工事の建設業許可に関する紹介になります。熱絶縁工事の専任技術者のなり方等について説明致します。

熱絶縁工事とは？

熱絶縁工事とは、「工作物又は工作物の設備を熱絶縁する工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上の熱絶縁工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。

＜例＞

• 冷暖房設備、冷凍冷蔵設備、動力設備又は燃料工業、化学工業等の設備の熱絶縁工事
• ウレタン吹付け断熱工事

熱絶縁工事の許可取得

熱絶縁工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、熱絶縁工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。

熱絶縁工事の専任技術者

専任技術者には、熱絶縁工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮（高校では5年以上・大学では3年以上に短縮）されます。尚、実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になるには、加えて税込4,500万円以上の熱絶縁工事に関し、2年以上の指導監督的実務経験が必要になります。

＜熱絶縁工事に関する資格＞

[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]

• 1級建築施工管理技士

[一般建設業許可のみ専任技術者にもなれる]

• 2級建築施工管理技士（仕上げ）
• 技能検定：1級熱絶縁施工
• 技能検定：2級熱絶縁施工※資格合格後3年以上の実務経験が必要

＜熱絶縁工事に関する学科＞

• 土木工学に関する学科
• 建築学に関する学科
• 機械工学に関する学科