電気通信工事の建設業許可

電気通信工事の建設業許可に関する紹介になります。電気通信工事の専任技術者のなり方等について説明致します。

電気通信工事とは？

電気通信工事とは、「有線電気通信設備、無線電気通信設備、放送機械設備、データ通信設備等の電気通信設備を設置する工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上の電気通信工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。

＜例＞

• 電気通信線路設備工事
• 電気通信機械設置工事
• 放送機械設置工事
• 空中線設備工事
• データ通信設備工事
• 情報制御設備工事
• ＴＶ電波障害防除設備工事

電気通信工事の許可取得

電気通信工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、電気通信工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。

電気通信工事の専任技術者

専任技術者には、電気通信工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮（高校では5年以上・大学では3年以上に短縮）されます。尚、実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になるには、加えて税込4,500万円以上の電気通信工事に関し、2年以上の指導監督的実務経験が必要になります。

＜電気通信工事に関する資格＞

[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]

• 1級電気通信工事施工管理技士
• 技術士：電気電子・総合技術監理（電気電子）

[一般建設業許可のみ専任技術者になれる]

• 2級電気通信工事施工管理技士
• 電気通信主任技術者※資格者証交付後5年以上の実務経験が必要

＜電気通信工事に関する学科＞

• 電気工学に関する学科
• 電気通信工学に関する学科