とび土工コンクリート工事の建設業許可に関する紹介になります。とび土工コンクリート工事の専任技術者のなり方等について説明致します。
とび土工コンクリート工事とは?
とび土工コンクリート工事とは、「足場の組立て、機械器具・建設資材等の重量物の運搬配置、鉄骨等の組立て等を行う工事。くい打ち、くい抜き及び場所打ぐいを行う工事。土砂等の掘削、盛上げ、締固め等を行う工事。コンクリートにより工作物を築造する工事。その他基礎的又は準備的工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上のとび土工コンクリート工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。
<例>
- とび工事
- ひき工事
- 足場等仮設工事
- 重量物の揚重運搬配置工事
- 鉄骨組立て工事
- コンクリートブロック据付け工事
- くい工事
- くい打ち工事
- くい抜き工事
- 場所打ぐい工事
- 土工事
- 掘削工事
- 根切り工事
- 発破工事
- 盛土工事
- コンクリート工事
- コンクリート打設工事
- コンクリート圧送工事
- プレストレストコンクリート工事
- 地すべり防止工事
- 地盤改良工事
- ボーリンググラウト工事
- 土留め工事
- 仮締切り工事
- 吹付け工事
- 法面保護工事
- 道路付属物設置工事
- 屋外広告物設置工事(『鋼構造物工事』における「屋外広告工事」以外のもの)
- 捨石工事
- 外構工事
- はつり工事
- 切断穿孔工事
- アンカー工事
- あと施工アンカー工事
- 潜水工事
とび土工コンクリート工事の許可取得
とび土工コンクリート工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、とび土工コンクリート工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。
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とび土工コンクリート工事の専任技術者
専任技術者には、とび土工コンクリート工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮(高校では5年以上・大学では3年以上に短縮)されます。尚、実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になるには、加えて税込4,500万円以上の工事に関し、2年以上の指導監督的実務経験が必要になります。
<とび土工コンクリート工事に関する資格>
[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]
- 1級建設機械施工技士
- 1級土木施工管理技士
- 1級建築施工管理技士
- 技術士:建設・総合技術監理(建設)
- 技術士:農業「農業農村工学」・総合技術監理(農業「農業農村工学」)
- 技術士:水産「水産土木」・総合技術監理(水産「水産土木」)
- 技術士:森林「森林土木」・総合技術監理(森林「森林土木」)
[一般建設業許可のみ専任技術者になれる]
- 2級建設機械施工技士(第1種~第6種)
- 2級土木施工管理技士(土木)
- 2級土木施工管理技士(薬液注入)
- 2級建築施工管理技士(躯体)
- 民間資格:地すべり防止工事※登録後各工事に関し1年以上の実務経験が必要
- 民間資格:登録基礎ぐい工事
- 技能検定:1級ウェルポイント施工
- 技能検定:2級ウェルポイント施工※資格合格後3年以上の実務経験(土工工事に関するものに限る)が必要
- 技能検定:1級型枠施工
- 技能検定:2級型枠施工※資格合格後3年以上の実務経験が必要
- 技能検定:1級とび・とび工
- 技能検定:2級とび・とび工※資格合格後3年以上の実務経験(とび工事に関するものに限る)が必要
- 技能検定:1級コンクリート圧送施工
- 技能検定:2級コンクリート圧送施工※資格合格後3年以上の実務経験(コンクリート工事に関するものに限る)が必要
<とび土工コンクリート工事に関する学科>
- 土木工学に関する学科
- 建築学に関する学科
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