水道施設工事の建設業許可

水道施設工事の建設業許可に関する紹介になります。水道施設工事の専任技術者のなり方等について説明致します。

水道施設工事とは?

水道施設工事とは、「上水道、工業用水道等のための取水、浄水、配水等の施設を築造する工事又は公共下水道若しくは流域下水道の処理設備を設置する工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上の水道施設工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。

<例>

  • 取水施設工事
  • 浄水施設工事
  • 配水施設工事
  • 下水処理設備工事

合わせてチェック

水道施設工事の許可取得

水道施設工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、水道施設工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。

水道施設工事の専任技術者

専任技術者には、水道施設工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮(高校では5年以上・大学では3年以上に短縮)されます。尚、実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になるには、加えて税込4,500万円以上の水道施設工事に関し、2年以上の指導監督的実務経験が必要になります。

<水道施設工事に関する資格>

[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]

  • 1級土木施工管理技士
  • 技術士:上下水道・総合技術監理(上下水道)
  • 技術士:上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理(上下水道「上水道及び工業用水道」)
  • 技術士:衛生工学「水質管理」・総合技術監理(衛生工学「水質管理」)
  • 技術士:衛生工学「廃棄物・資源循環」又は「汚物処理」・総合技術監理(衛生工学「廃棄物・資源循環」)

[一般建設業許可のみ専任技術者になれる]

  • 2級土木施工管理技士(土木)

<水道施設工事に関する学科>

  • 土木工学に関する学科
  • 建築学に関する学科
  • 機械工学に関する学科
  • 都市工学に関する学科
  • 衛生工学に関する学科