さく井工事の建設業許可

さく井工事の建設業許可に関する紹介になります。さく井工事の専任技術者のなり方等について説明致します。

さく井工事とは?

さく井工事とは、「さく井機械等を用いてさく孔、さく井を行う工事又はこれらの工事に伴う揚水設備設置等を行う工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上のさく井工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。

<例>

  • さく井工事
  • 観測井工事
  • 還元井工事
  • 温泉掘削工事
  • 井戸築造工事
  • さく孔工事
  • 石油掘削工事
  • 天然ガス掘削工事
  • 揚水設備工事

合わせてチェック

さく井工事の許可取得

さく井工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、さく井工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。

さく井工事の専任技術者

専任技術者には、通常さく井工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮(高校では5年以上・大学では3年以上に短縮)されます。尚、実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になるには、加えて税込4,500万円以上のさく井工事に関し、2年以上の指導監督的実務経験が必要になります。

<さく井工事に関する資格>

[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]

  • 技術士:上下水道「上水道及び工業用水道」・総合技術監理(上下水道「上水道及び工業用水道」)

[一般建設業許可のみ専任技術者になれる]

  • 民間資格:地すべり防止工事※資格登録後各工事に関し1年以上の実務経験が必要
  • 技能検定:1級さく井
  • 技能検定:2級さく井※資格合格後3年以上の実務経験が必要

<さく井工事に関する学科>

  • 土木工学に関する学科
  • 鉱山学に関する学科
  • 機械工学に関する学科
  • 衛生工学に関する学科