大工工事の建設業許可

大工工事の建設業許可に関する紹介になります。大工工事の専任技術者のなり方等について説明致します。

大工工事とは？

大工工事とは、「木材の加工もしくは取付けにより工作物を築造し、又は工作物に木製設備を取り付ける工事」をいい、具体的には以下のようなものが該当します。そして、税込500万円以上の大工工事を請け負うためには建設業許可が必要になります。

＜例＞

• 大工工事
• 型枠工事
• 造作工事

大工工事の許可取得

大工工事の建設業許可を取得するには、「経営業務の管理能力」「誠実性」「財産的基礎・金銭的信用」「欠格要件」の各条件を満たしている上で、大工工事について一定の知識や経験を持つ「専任技術者」を配置する必要があります。

大工工事の専任技術者

専任技術者には、大工工事に関する以下の資格を所持していればなることができます。また、資格が無い場合には通常10年以上の実務経験が必要になりますが、以下の学科を卒業していれば期間が短縮（高校では5年以上・大学では3年以上に短縮）されます。尚、実務経験や一般建設業許可のみ専任技術者になれる資格を用いて特定建設業許可の専任技術者になるには、加えて税込4,500万円以上の大工工事に関し、2年以上の指導監督的実務経験が必要になります。

＜大工工事に関する資格＞

[一般・特定建設業許可どちらの専任技術者にもなれる]

• 1級建築施工管理技士
• 1級建築士

[一般建設業許可のみ専任技術者になれる]

• 2級建築施工管理技士（躯体）
• 2級建築施工管理技士（仕上げ）
• 2級建築士
• 木造建築士
• 技能検定：1級建築大工
• 技能検定：2級建築大工※資格合格後3年以上の実務経験が必要
• 技能検定：1級型枠施工
• 技能検定：2級型枠施工※資格合格後3年以上の実務経験が必要

＜大工工事に関する学科＞

• 建築学に関する学科
• 都市工学に関する学科